サンバカーニバルとの出会い | サンバカ日誌

サンバカーニバルとの出会い

 今日はtryalさんからのリクエストにお答えしサンバとの出会いについて書いてみたいと思います。

 私がサンバと出会ったのは1992年8月。当時勤務していたR社の同期10数人と一緒に浅草サンバカーニバルなるものを見に行きました。三社祭は19歳の時初めて見てものすごく感動していましたが、「何で浅草でサンバ?」という気持ちも一気にぶっ飛ぶくらいその艶やかで美しい、醜い!?(サンバとは思えない変な集団も当時はいましたので)パパレードの数々に心を奪われ、翌年より初参加。

 普通サンバに参加する場合、他のチームを見学に行ったり、そのチームに参加させてもらうというのが多いパターンだと思うのですが「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というR社の精神にのっとり、自らチームを結成し出場。そのときのチーム名は「サンバでポン」。練習も準備もまったくせず、女性2人(前日に東京衣装でサルサの衣装を借りて)、男性6人(当日東急ハンズで買ったバレリーナ、白鳥の衣装と白塗り、黒塗りで)で台車に機材を積んで(当日新宿のレンタルアコムで台車、スピーカー、アンプ、マイク、発電機を借りて)パレードしました。

 第一サンバリーグ、第二サンバリーグ、第三サンバリーグがあり、我々は当然下の第三サンバリーグに出場しましたが、なんと最下位にはなりませんでした(うちよりひどいチームがあったということです(笑))。当時はサンバのサの字も知らないで出場し、今で言う「パラパラ」のへなちょこ版パフォーマンスで「サンバ」とはまったく関係のないアピールを審査員の前でやっていました。当時の審査委員長コシノジュンコさんの冷たい表情が今でも目に焼きついています(当時は「なんていやな感じ」と思いましたが、よく考えると当たり前ですね)。

 その後「汗臭三馬鹿亜仁丸」という、浅草サンバカーニバルをもじったチーム名で出場し、ドリフのひげダンスで踊ったり(このときは確か最下位)、パレード前日に突然欠場を表明し実行委員会の方々に大変迷惑をかけたりするひどい集団でしたが、「極東の産婆さん」というチーム名でキューピー人形を背負いながら、The BOOMの「風になりたい」のカラオケをバックに、私がポルトガル語で歌った(といっても、インチキ発音のポルトガル語でしたが)パレードから、急激に順位が浮上。「三度のメシよりサンバ好き」(みんなのうたの「すずめがサンバ」とジュディ・オングの「魅せられて」サンババージョン(といっても社交ダンスのサンバ)を組み合わせてパレード)、「サンボ・カルナバル」(リオのカーニバルチームの曲(エンヘードといいます)と、クラシックの「剣の舞」を組み合わせ、ちびくろサンボのストーリーをパレードで展開)とかなりまともなチームになってきました。

 そして翌年、「お祭り騒ぎの仕掛け人」を意味する「フェスタンサ・フェステイロ」とチーム名を決定。「悪魔のカーニバル」と題し、悪魔と魔女をイメージしてパレードしました。続く2000年は9月9日の開催日にちなみ、「救急の日」と題し、お色気ナース軍団でおっさんたちを魅了。そして2001年は4位まで躍進し、2002年にはついに念願の入賞(2位)を果たし、なんと2003年にはリーグ優勝、そして昨年200年も優勝、しかもリーグダントツ優勝するまでに至りました。

 今年は我々の所属していたエンターテイメントリーグ(旧第三サンバリーグ)が消滅し、自動的に第二サンバリーグへと昇格になりました。今年はテーマも決定。すでに準備が着々と進んでおり、一気に二部リーグ入賞、いや優勝を目指して顔晴っております。

 自分自身は「サンバ踊れない」「楽器叩けない」「歌を歌っても声枯れる」の三重苦なんですが、チームのみんなの温かい心意気で、チーム代表(サンバ業界用語では「プレジデンチ」といいます)と歌手(サンバ業界用語では「プシャドール」といいます)をさせていただいております。 

「型にはまらないサンバチーム」として、今後もチームのみんなと盛り上がっていければと考えております。是非、みなさんも我がチームHP http://festanca.main.jp/  を覗いていただきサンバパレード実に来てください。いや、パレードに一緒に参加してみてください。

皆さんのご参加をお待ちしています!(笑)


(今日のおもろ話)

昔、R社にいたころの話。Y課長がメンバーのWに言った。


Y課長「おい、W君。この見積もりをA株式会社宛にそこのFAXで送ってくれ。」


W「わかりました。」


・・・しばらくして、


W「課長、すいません。このFAX調子悪いです。何度送っても見積もり書が出てくるんです。」


Y課長「・・・」


その後、A株式会社から電話がかかってきたのは言うまでもない。


(いまどき、こんなWさんみたいな人はさすがにいませんね(笑))